歯科医の“ひとりごと”

  

日曜は所属するスタディグループの特別例会がありました。
内容は支台築造に伴うトラブルについてです。

臨床例が豊富に集まっており、また若手による文献検索の情報も質が高く、最後にK先生が研究されたことを含めてまとめてくれたので締まりも効いており、とても有意義な会でした。




私もファイバーポスト＆コアについて短い症例報告をしてまいりました。




ファイバーコアの問題点や使える解決策も教えていただき、メタルコアとの棲み分けもいままで以上に論理的にできそうな気がします。

この会を取りまとめたS先生、ありがとうございました。
休憩時間に机に伏せてダウンしていた姿が印象的でした。どうもお疲れ様でした。
  

昨日は、静岡県立清水病院口腔外科、井川雅子先生の講演を聞くことができました。
井川先生は、AAOP認定医,fellow、日本顎関節学会専門医、評議員をされています。




いくつか参考になった内容を列記します。

・顎関節症は治療に踏み込まなくても多くの場合治る病気である（self-limitedな疾患）
　　約9割は歯然寛解する

・成人の3人に1人は関節円板の転位をしている
　　生体の適応力により大きな問題にならない

・咬合治療はハイリスク

・顎関節という組織は予想以上に適応力にすぐれている
　　形態の変化もそんな問題にならない

・重症化には心理社会的な要因、医原性の要因が関与

・スプリント療法の効果は疑問視されている

スプリントでは、下顎頭を引き下げたり臼歯部を回転軸とすることで顎関節の負担を軽減させることはできないのだそうです。
また転位した円板を元の位置に戻すことも期待できないそうです。




というわけで、われわれ開業医は、急性症例、単純症例に対して、理学療法、セルフケア、投薬、悪習壁のコントロールを行うことで対応することができ、それ以上の治療はオーバートリートメントになりかねないということでした。

頭の中を再整理させていただく良い時間をいただきました。  

「文明」は道具、材料、建物や乗り物など形のある物で強く感じることができ、われわれも医療の中のさまざまな場面でその恩恵を受けています。

それに対して「文化」は、言語や風習、知恵や民族の価値観など、形がなく見えないものにもかかわらず、私たちの誇りや豊かさ、アイデンティティに大きく影響しています。

いつもは文明側の講演を聞くことが多いのですが、昨日は文化側の講演、「落語」を聞く機会をいただきました。




噺家の方にあらかじめ何を話すか聞いてみたところ、「古典を２つほど、しかし何を話すかはその場の流れで決めるので、まだわかりません」と言われました。

落語初心者（生で聞くこと）が多いため、硬い空気の会場、しかし、噺家さんの挨拶の一言で空気は一変しました。
落語とは、という話を自分の師匠や兄弟弟子のエピソードを交えながら分かりやすく解説しながら、自然に噺しがはじまります。

落語の舞台は高座ではなく観客の頭の中にあり、その想像力をかき立てる話し方、しぐさをするのだそうです。確かにその扇子とタオルによって表現されるモノ、空間は、大きさ、広がりまで想像させ、また場面の切り替わり方も絶妙です。
そして、何を話すか決めていなかったにもかかわらず、計算されたように時間通り終了。


落語は日本の誇るべき「文化」だと認識し、また笑点の人気が衰えない理由を体感しました。
  

4年間愛用していた2つ折り携帯がついに壊れ、いよいよ買い替えが必要となりました。
10年以上ドコモの愛用者です。他の会社には乗り換えられません。
ということで、ドコモショップに飛び込み、迷いに迷って、結局これにしました。




どうせなら日本人の誇りを持ってなんでも入っているガラパゴス携帯を使おうと思ったわけです。

数日間かけてアプリというものを理解し、本日初めてコンビニで電子マネーを使いました。
Facebookへの投稿もクリアーし、これで初心者の壁は越えたと自負しております。

何にしても新しい「おもちゃ」にしばらくは振り回されそうです。  

縁あって南と北の幸を頂きました。
この場を借りてお礼申し上げます。






  

デンタルクリップ８月号（No１４７）発行しました。
今月は冷静コツコツ派Yさんの作

「ご利益＆開運　風水パワースポット」です。




PDFファイルはこちらからどうぞ。
http://www.kumagai-dental.jp/dentalclip/main.php?mode=detail&article=27  

今日は朝から長男の試合の応援です。




結局2勝１敗。
暑い中みんなよく頑張りました。  

昨日は浜松勉強会でした。

前半は、いまとても勢いのある「ウルトラデント社」に来ていただき、止血剤の実習、根管治療をはじめとする薬剤、器材のレクチャーを受けました。
私たちをひきつけるとても参考になる講義をしていただきました。




後半は、インプラントをしないことを信条にしているO先生の症例報告。
タイトルは「顎位を模索した2症例」です。



下顎位について、ゴシックアーチを用いた考察は興味深いものがありました。
咬合についてはいろいろ意見が分かれるので、またディスカッションしたいと思います。

O先生、お疲れ様でした。

  

週末は家族で、ゆかたと甚平に着替えて、まちなか「浜松ゆかた祭り」にでかけました。



けっこうな人出でした。子供たちは金魚すくいなどで楽しんでいました。
街のあちこちに東北復興支援コーナーも見かけました。

クライマックスは、仕掛け花火と手筒花火です。
いつも見慣れたメインストリートに、火の粉の雨が降りました。




今、持ち帰った金魚が夏の気分を盛り上げてくれています。




  

というわけで、土曜日夕刻から高輪にて症例検討会に参加しました。

本日は堅実できれいな理論派、プレゼンにも隙がないT岡先生の欠損歯列の長期症例を見させていただきました。
初診、診断、補綴、そして16年後の他医院での欠損改変に驚きながらも安定したメインテナンスができておりました。
個人的には、インプラントを用いた最近の歯科医療の方向について、もう再考させられました。




続いて私の韓国デンタルショーおよび韓国歯科事情を紹介させていただき、
最後にMacの神様 K井先生企画、8020データから見えること第2弾の中間報告をうかがいました。



私もデータを提供しています。
他医院も含めて100名近いデータが集まっているようです。
当医院の患者さんにおける80歳の平均残存歯数はおおよそ15歯。
分析後にどのような考察が成り立つのか楽しみです。

  

あるTVで、品川駅構内にある「八天堂のクリームパン」が紹介されていました。

昨日は高輪で症例検討会があり、午後から上京。降車駅は品川なので、さっそく構内をうろうろしながら店舗を探索し、約5分後に並んでいる人の列を発見。
予想通り「八天堂」でした。







早速列に並び、手土産として購入。
症例検討会参加者とともに味わいました。

甘すぎないクリームが生地いっぱいに入り込んでとても食べがいのある美味しい１品でした。

  

7月27日衆院厚労委員会における、東大教授 児玉龍彦先生の放射能汚染の話は、ぜひ最後まで聞くべき内容だと思います。

この内容はほとんどマスコミで報道されていないし、最初の U-tubeのサイトも消されてしまったそうです。



http://youtu.be/eubj2tmb86M



  

けっこう前のＤＳのソフトに、歯医者さんで虫歯を治すゲームがあり、最近子供がはまっています。






  

暑くて食欲が落ち気味なときには、冷やし系に救われます。

でもって、今日のランチは「ピリ辛味噌冷麺」。




シンプルな味で美味しくいただきました。