2013年11月09日

2013 臨床歯科を語る会Proceedings (33th)

2013 年臨床歯科を語る会の事後抄録が完成し、届きました。



臨床歯科を語る会というのは7月のはじめの3日間、臨床家が夜遅くまでディスカッションする会です。
1981年に発足し、現在の会員は全国各地のスタディー・グループのメンバーを中心に約300名になります。
本年は全体会で発表もさせていただく機会を得ました。
また届いた抄録にも掲載いただきました。




詳細な会の様子や事後抄録の購入につきましては、オフィシャルサイトへどうぞ。
http://www.katarukai.com/


さて、個人的なトラブルもあって、20年近く参加しておりますが今までで最も心に残る会となりました。
本日、2014年に向けての実行委員会が開かれると聞いております。
34thの企画も楽しみです。

  


Posted by クマさん at 13:27Comments(0)

2013年09月13日

G.I

8月に(株)GC からグラスアイオノマーセメントナビゲーターという冊子が配られています。


その中の臨床例を担当させていただきました。



グラスアイオノマーセメントは、むし歯の充填から予防処置、合着や根管治療の蓋まで、その性質や特徴を活かしていろいろな場面、用途で使用されています。

単独でオンリーワンになる材料ではないと思いますが、使いこなすととても便利な材料です。
興味をお持ちの方は是非ご覧ください。  


Posted by クマさん at 18:50Comments(2)

2013年06月27日

これで解決!齲蝕治療・トゥースウェア 完成!!

約1年前から取り組んでいた、鈴木尚先生監修、これで解決シリーズ第5弾 「齲蝕治療・トゥースウェア」が。昨日ようやく完成しました。
http://www.ishiyaku.co.jp/search/details.aspx?bookcode=446240




GCベーシックセミナーの講義内容を中心に基礎知識を固め、また臨床に役立つノウハウを盛り込みました。

歯髄の保存、齲蝕の治療からコンポジットレジンをはじめとする修復方法、トゥースウェアまで、保存修復分野でのベーシックを網羅した1冊になったと思います。





昨日は神楽坂で祝杯も挙げていただきました。




今まで、別冊に編集者の1人として携わることは何度もありましたが、単著として執筆したのは初めてですので、本を手にして感無量です。
どうぞシリーズで手に取ってご覧いただければと思います。





  


Posted by クマさん at 22:25Comments(0)

2013年06月03日

齲蝕治療・トゥースウェア ・・・もうすぐ完成

・・・やっとブログの更新です。

滞っていた理由は、執筆と校正です。
実はもうすぐ書籍を出します。

タイトルは

「これで解決!齲蝕治療・トゥースウェア」



恩師である鈴木尚先生のコーディネートです。
20年前から発刊された「ベーシック」の後継本としての「スタートブック」その1冊。

GCのベーシックセミナーで講演している内容、また臨床で感じていることを若手の先生対象にして凝縮しました。

現在最後の調整中です。
6月中になんとか出版できるのではないかと思います。
またブログで報告させてください。


参考までに、以下序文から抜粋

私たち歯科医師の仕事の基本は「歯を保存すること」であり、そのためにエナメル質を保存すること、そして歯髄を守ることが大切なのだと強く感じます。初期齲蝕に対してどのような対応をするかが,その歯の寿命を左右するといっても過言ではなく、さらに歯髄を守るということが、歯の喪失リスクの減少にもつながっていきます。
最近はMIの概念や材料の進歩から修復方法も変化してきており、テクニックや材料を頻繁に更新する必要が生じます。また,深在性齲蝕の場合は、歯髄が保存できるかどうかの診断が重要になりますが、その診断方法はいまも主観的で,悩みの多いところです。
齲蝕以外で歯の欠損を生じさせるトゥースウェアについても、原因の推測から治療の必要性まで、患者さんと向き合いながら深く考える必要があります。

以上のように、歯を保存するための基本的な処置に関しても、まだまだ不確定なことが多いというのが歯科の現状です。しかし,生体を相手にしているため、不確定ななかでも正しい選択が必要であり、不必要な失敗は避けなければなりません。失敗は、準備不足、知識不足、経験不足から生じます。
本書では、これらの不足を補うべく、フィードバックされた情報を基に、スタンダードを意識して構成しました。また経験不足を補うために、ベーシックな材料、器材を使用した100の臨床例とその経過を数多く載せました。

読者の先生方の「スタンダード」を構築するうえで、また臨床を行う疑似体験として、本書がなんらかのお役に立てば幸いです。

   


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2013年04月26日

家族のための 歯と口の健康百科

15年前に出版された歯と口の健康百科ですが、リニューアルされました。
赤ちゃんの歯ができる頃から介護を必要とするお年寄りまで,歯や口の発育や発達,口腔ケアなどに関しての疑問にもすべて答えられるよう詳しく解説した家庭の歯学書です。



私も少しだけ執筆しています。
待合室に置きましたので、チェックしてみて下さい。



参考までに、目次です。

第1編 よくある心配と対応
第2編 人の一生と歯と口の健康
  妊娠時
  乳児期 1歳6カ月くらいまで(哺乳期・離乳期)
  幼児期 6歳くらいまで
  学齢期 18歳くらいまで(永久歯交換期)
  成人期(青年期・壮年期)
  高齢期
  介護を要する方のために
第3編 歯と口の病気・異常・障害
  1章 歯
  2章 歯肉(歯ぐき)
  3章 顎・歯ならび・噛み合わせ
  4章 口唇
  5章 口の中の粘膜
  6章 舌
  7章 口底(舌の下)
  8章 唾液・口臭
  9章 神経痛・麻痺・心身症
  10章 リンパ系の病気
  11章 食べる障害
  12章 発音
  13章 歯と口に関連する全身の病気  


Posted by クマさん at 09:17Comments(0)

2013年02月24日

Dental Start Book これで解決 前歯部補綴

私が所属している東京のスタディグループ、包括歯科医療研究会の重鎮、鈴木尚先生監修で、デンタルスタートブックという若手歯科医師をターゲットにした本を作製しています。

2月の出版は、富士宮開業、森本達也先生による「これで解決 前歯部補綴」。



内容は、
第1編 形成前に考えておくべきこと
第2編 前歯部クラウンの形成
第3編 プロビジョナルレストレーション
第4編 印象採得
第5編 最終補綴物の装着

個人的にはプロビジョナルレストレーションが特におすすめ、必読です。






私もそのうちに登場する予定です。  


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2012年12月20日

補綴臨床別冊「力を診る」やっと完成!! 

綴臨床別冊「力を診るー歯列を守る力のマネジメントー」
ついに完成しました。



徳島大学の市川哲雄先生に研究側をまとめていただきました。
臨床は包括歯科医療研究会会長森本先生と私、熊谷が担当し、編集しました。

企画が持ち上がって以来、いろいろな苦労がありましたが、それを乗り越えてようやく出来上がった1冊です。

臨床と研究のコラボレーションはまだまだこれからだと思います。
しかし、力の視点をより高めていくには両者からアプローチが必要ですので、歯科関係者の皆様には是非目を通していただければと思います。




臨床サイドで協力いただいたのは、ほとんどが臨床歯科でお世話になっている先生でした。
恩師である鈴木 尚先生をはじめ、林康博先生、牛島隆先生、牧宏佳先生、牧野明先生、仲村裕之先生、千葉英史先生、川上清志先生
お忙しい中どうもありがとございました。

またインプラントの悩みでいつもお世話になっている武田孝之先生、さらにこの度初めてお願いした先生方にも深く御礼申し上げます。  


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2012年09月12日

嘉納治五郎 東天の獅子

私は軽度の活字中毒で、移動の最中など本がないと我慢できません。

最近「東天の獅子1~4」という、明治維新後、柔術が柔道に移り変わるときの物語を読ませていただきました。
小学校1年から6年まで、地元の警察署で教えてくれる柔道教室に通っていましたので、柔道の話になるとちょっと心が動きます。
つい手にとって読んだ本ですが、柔道の創成期の人材がこれほど魅力的とは思いませんでした。




何よりも魅力的で尊敬すべきは、嘉納治五郎その人でしょう。

勝って、勝ちに傲ることなく、負けて、負けに屈することなく、安きにありて、油断することなく、危うきにありて、恐れることもなく、ただ、ただ、一筋の道を、踏んでゆけ。



混沌としはじめた今の時代にほしい人材の一人です。  


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2012年04月30日

パワー・プレゼンテーション

ここのところ、プレゼンテーションを行う機会が増えてきました。
同時に何か伝えることの難しさも感じます。

そんなときに、かつて読んだ本が目に入ってきたので、久しぶりに開いてみました。



プレゼンテーションの5つの過ち

・わかりにくい
・聞き手にとってのメリットがない
・論理の流れがスムースでない
・詳しすぎる
・長すぎる


常に意識して取組むべきこととして(ある書評より)

・聞き手は誰か?
・聞き手のメリットは何か?
・何を伝える必要があるか?(目的地・B地点)
・どのような内容を伝える必要があるか?
・どのような流れ(導入・展開)で伝えるか?


私が行うプレゼンの多くは、一方的に自分の思いを伝えて共感を求めるものが多く、聴き手に何かをしてほしいというわけではありません。
聞き手のメリットや、聞き手に何をしてほしいか意識すべきである、ということは忘れがちとなります。
連休中にもう一度考えてみたいと思います。

  


Posted by クマさん at 08:49Comments(0)

2012年04月13日

欠損歯列の臨床診断

私が勤務していた医院の院長、鈴木尚先生による「欠損歯列の臨床診断」という本が医歯薬出版より出版されました。
長い臨床経験の中で培われてきた診断への「思い」が、行間に込められています。




特に若手の先生方をターゲットにした本なのですが、読みごたえは十二分です。

臨床診断、特に欠損歯列における診断の基本は、症例の多様性を認識することです。そこに方程式は成り立ちません。
診断を導くためには個体を見る目を研ぎ澄ますことが重要であり、この症例を見る目は症例の多様性を認識することにつながります。
多様性を理解した中で、考える歯科医療を実践し、また処置の中で検証、再評価を行うことでようやく方向性が決まってくるものでしょう。


義歯のつくりかたなどのHow to の本ではありません。
診断を導くためのプロセスが、簡潔に、ぎっしりと詰まっている本でした。



お勧めの本ですので興味をお持ちの先生はぜひ読んでみて下さい。  


Posted by クマさん at 15:50Comments(0)

2012年02月02日

金正男独占告白・・・

どうしても気になってしまい、買ってしまいました。



「独占」とか、「限定」って言葉にとても弱い自分がいます。

しかし、読んでみるといろいろな発見があります。
金正男氏は巷のうわさよりも、かなりデキる男のようです。

待合室に置いてあります。興味がある方は手にとってご覧ください。

  


Posted by クマさん at 19:32Comments(0)

2012年01月07日

はげましてはげまされて 

2012年初のお勧め本は、ぶれないスタッフNさんの紹介

「はげましてはげまされて」 
93歳正造じいちゃん56年間のまんが絵日記 です。



ナニコレ珍百景というテレビ番組で、竹浪正造さんのまんが絵日記が紹介されたことがきっかけとなり、この本が出版されました。
普通の家庭に起こる日常の出来事ですが、家族で食事をする事、子供は親の手伝いをする事、親は子供をしかる事、互いに助け合う事など、今の家族に忘れられてしまった姿がここにはたくさんつまっています。
「家族」というものをもう一度考えてみようと思いました。

というコメントをいただきました。

現在待合室とホームページで紹介中です。
http://www.kumagai-dental.jp/information/main.php?mode=detail&article=28




  


Posted by クマさん at 09:07Comments(0)

2011年11月24日

時のすきま 

「時のすきま」という素敵な詩画集をいただきました。




作者の秋山鐵夫氏は、当医院の患者さんです。

とても不思議な世界を感じる絵画と、味わい深い詩、それが見開きのページの中に、空間のひろがりを感じさせながらきれいにレイアウトされており、素敵な詩画集でした。




裏表紙のこの絵の切り口も、何とも味わい深いと思いませんか?




秋山さん、どうもありがとうございました。

明日から待合室にしばらく展示させていただきます。
興味をお持ちのかたは、どうぞ手にとってご覧いただければと思います。  


Posted by クマさん at 05:09Comments(4)

2011年10月09日

スティーブ・ジョブズ名語録

スティーブ・ジョブズ氏の訃報に接し、以前購入した本を思い出して目を通しました。

「スティーブ・ジョブズ名語録 人生に革命を起こす96の言葉」



スティーブ・ジョブズ氏の名言をカテゴリに分け、 名言と共にその背景を解説してくれています。
この本の最初の言葉からインパクトがあります。




「オーケー、誰も助けてくれないなら 自分たちでやるまでだ。」



iPhoneやiPadなどの製品を生み出し続けているアップルの原動力はここからだったのでしょう。
氏の波乱に満ちた人生が言葉から見えてきます。

いくつか気になる名言(迷言)を紹介します。





「アップルが勝つには マイクロソフトが負けなければ、という視点を乗り越えなければならない。」






「何かを捨てないと前に進めない。」





パブロ・ピカソの「すぐれた芸術家は真似る。偉大な芸術家は盗む」という言葉を引用しながら、


「連中は臆面もなく真似をした。 私たちは臆面もなく盗んできた。」






そして最後に、アップルへの復帰を決めた時の言葉

「ベストを尽くして失敗したら、
       ベストを尽くしたってことさ。」




                             私も今のベストを尽くします。

  


Posted by クマさん at 10:45Comments(0)

2011年05月11日

5月の本の紹介

今月は私と一緒にわが医院を支えてくれているDr.Koideのおすすめ(直木賞受賞作)です。

「小さいおうち」 中島京子著



昭和初期、ある中産階級家庭で住み込み「女中」として働いていたタキという老女の回想
という形で綴られる歴史小説。
やさしい文章でテンポ良く進む展開で、とても読みやすくて面白いです。
そして、最終章には衝撃的な展開が・・・。

http://www.kumagai-dental.jp/information/main.php?mode=detail&article=20


私はまだ読んでいないのですが、さて、同タイトルの有名な絵本、メアリーバートンの「ちいさいおうち」との関係は???
時間ができたら読ませていただきたいと思います。

  


Posted by クマさん at 18:22Comments(0)

2011年04月02日

4月のおすすめ本

4月待合室のおすすめ本は、いつもテキパキと動いてくれるTKさんのおすすめ、

「地球を遊ぼう」です。




GUIDE BOOKではありますが、旅の情報はもちろんの事、それ以上に地球のパワーが感じられる写真が沢山載っています。
実際、旅に行けなくても、この本から素敵な出会いをしてみて下さい。

とのコメントでした。
興味があったらご覧ください。

           


Posted by クマさん at 21:23Comments(0)

2011年03月03日

タッポーチョ 太平洋の奇跡

日米開戦70年特別企画として、元米海兵隊員ドン・ジョーンズが発表した「タッポーチョ『敵ながら天晴』大場隊の勇戦512日」が映画化されました。
大場隊の戦いぶりに強い感銘を受けたジョーンズは、戦後に来日し取材を重ねて書き上げた本だそうです。



この本を翻訳された「中村定」さんは、実は浜松在住です。
しかも当医院の患者さんでした。

先日、その中村さんからサインが入った本をいただきました。




竹野内が演じた大場栄大尉は、太平洋戦争の激戦地サイパン島で、わずか47人の兵力で4万5000人もの米軍を神出鬼没な戦略で翻ろうし、“フォックス”と畏敬の念を込めて呼ばれました。

竹之内豊は、役作りの際に、中村さんを訪ねて来たことがあるのだそうです。
その時の印象で、彼は作品の中に見える「日本人としての誇り」を感じさせてくれる、役作りに真摯でとても素晴らしい役者だ、と教えてくれました。

最近「日本人としての誇り」を感じることが少なくなりましたので、ぜひ見に行きたいと思います。
  


Posted by クマさん at 22:25Comments(4)

2011年02月05日

スタッフからの2月のオススメ本

2月のスタッフからのおすすめ本です。
今月はいつもエネルギッシュなAさんのおすすめ

「たった1分で人生が変わる片付けの習慣」
小松 昜 著 です。




Aさんは昨年「断捨離」に挑戦。が・・・挫折。
今年こそ「片付けの習慣」を身に付けたく選んだということです。

http://www.kumagai-dental.jp/information/main.php?mode=detail&article=17  


Posted by クマさん at 20:40Comments(0)

2010年12月24日

貧困大国アメリカⅡ

堤 未果 著「ルポ 貧困大国アメリカⅡ」を紹介されて読んでみました。



学資ローン、医療保険、刑務所を題材に、アメリカ経済の闇を抉り出している。
 
元々は公的な機関だった学資ローンが、規制緩和と民営化、そして企業の利益追求により、何も知らない学生が食い物にされていく。成功という夢を目指して学生は当たり前のように借金をして大学に行く。しかし現実は、学歴がないことによる貧困没落への恐怖が借金へと駆り立てる。
教育もビジネスであり、学費も上がる。ローンが滞れば大学は単位を出さず、卒業できなければローンを返せる仕事には就けず、破産しても免責は受けられない。

また皆保険のないアメリカでは、大きな病気は借金生活を意味する。
少し前には、皆保険への動きもあったようであるが、利益を追求する医療保険会社という巨大な圧力に、気が付けばまったく話題に上らなくなっている。
日本の医療保険のシステムに矛盾を感じているものの、当たり前のように医療サービスを受けられるということの大切さを、改めて思い知らされる。


刑務所をビジネスとする構造なども驚きです。
一度目を通す価値のある本だと思います。

  


Posted by クマさん at 22:13Comments(0)

2010年12月22日

調べる技術・書く技術

少し前に読んで気に入った本です。最近ペンシャープナーとして開いたので、それを機に紹介させていただきます。

野村進 著「調べる技術・書く技術」



たまに雑誌論文などの執筆をすることもあり、行き詰った時に読みました。
単なるHOW TO本ではなく、「ものを調べて書く」という行為に対する著者の考え方や取り組む姿勢について
とても参考になっています。
自分なりのポイントをピックアップしてみます。


情報化社会において、何かを執筆する際のテーマは書き尽くされているように思われてならない。
実際に自分の興味を持った内容についての論文も検索すると数多くの過去の文献にヒットする。では、今の時代、どのようにテーマを決め、創作、執筆すべきか?

そこにチャップリンを具体例として道を示す。
喜劇王チャップリンも、その当時、従来の喜劇でおなじみの山高帽に付け髭、タキシードといういでたちであったが、新たに「ステッキ」という小道具を持ち込んだ。このステッキが全体の統一感を与え、いままでに見たことのないコメディアンだというイメージが生まれ、受け入れられたのだという。
要するにテーマを決める際、この「チャップリンのステッキ」を見つけることが重要となる。

またテーマ決定時のチェックポイントについて、時代を貫く普遍性や未来の方向を指し示せるか、人間の欲望が色濃く表れているか・・・など歯科界という狭い世界では、なかなか気づきにくい広い視野での検討を示してくれる。

原稿を書く、という5章では、書き出しにはその文章を書く力の7~8割を裂くべき、と述べ、書き出しが難題であり、大切であることが強調している。私など実際書き出しで躓くことがほとんどである。
また原稿を書くための集中に儀式として「ペンシャープナー」の存在、またチャートの活用といったノウハウから、それにとどまらないさまざまな例文を交えながらの再評価についつい引き込まれてしまう。


何かを創作する、執筆する際に、ちょっと目を通すと新たな視点が生まれるかもしれません。
ブログの文章の良否についてはどうかご容赦を。

  


Posted by クマさん at 12:09Comments(0)