2010年12月22日
調べる技術・書く技術
少し前に読んで気に入った本です。最近ペンシャープナーとして開いたので、それを機に紹介させていただきます。
野村進 著「調べる技術・書く技術」
たまに雑誌論文などの執筆をすることもあり、行き詰った時に読みました。
単なるHOW TO本ではなく、「ものを調べて書く」という行為に対する著者の考え方や取り組む姿勢について
とても参考になっています。
自分なりのポイントをピックアップしてみます。
情報化社会において、何かを執筆する際のテーマは書き尽くされているように思われてならない。
実際に自分の興味を持った内容についての論文も検索すると数多くの過去の文献にヒットする。では、今の時代、どのようにテーマを決め、創作、執筆すべきか?
そこにチャップリンを具体例として道を示す。
喜劇王チャップリンも、その当時、従来の喜劇でおなじみの山高帽に付け髭、タキシードといういでたちであったが、新たに「ステッキ」という小道具を持ち込んだ。このステッキが全体の統一感を与え、いままでに見たことのないコメディアンだというイメージが生まれ、受け入れられたのだという。
要するにテーマを決める際、この「チャップリンのステッキ」を見つけることが重要となる。
またテーマ決定時のチェックポイントについて、時代を貫く普遍性や未来の方向を指し示せるか、人間の欲望が色濃く表れているか・・・など歯科界という狭い世界では、なかなか気づきにくい広い視野での検討を示してくれる。
原稿を書く、という5章では、書き出しにはその文章を書く力の7~8割を裂くべき、と述べ、書き出しが難題であり、大切であることが強調している。私など実際書き出しで躓くことがほとんどである。
また原稿を書くための集中に儀式として「ペンシャープナー」の存在、またチャートの活用といったノウハウから、それにとどまらないさまざまな例文を交えながらの再評価についつい引き込まれてしまう。
何かを創作する、執筆する際に、ちょっと目を通すと新たな視点が生まれるかもしれません。
ブログの文章の良否についてはどうかご容赦を。
野村進 著「調べる技術・書く技術」
たまに雑誌論文などの執筆をすることもあり、行き詰った時に読みました。
単なるHOW TO本ではなく、「ものを調べて書く」という行為に対する著者の考え方や取り組む姿勢について
とても参考になっています。
自分なりのポイントをピックアップしてみます。
情報化社会において、何かを執筆する際のテーマは書き尽くされているように思われてならない。
実際に自分の興味を持った内容についての論文も検索すると数多くの過去の文献にヒットする。では、今の時代、どのようにテーマを決め、創作、執筆すべきか?
そこにチャップリンを具体例として道を示す。
喜劇王チャップリンも、その当時、従来の喜劇でおなじみの山高帽に付け髭、タキシードといういでたちであったが、新たに「ステッキ」という小道具を持ち込んだ。このステッキが全体の統一感を与え、いままでに見たことのないコメディアンだというイメージが生まれ、受け入れられたのだという。
要するにテーマを決める際、この「チャップリンのステッキ」を見つけることが重要となる。
またテーマ決定時のチェックポイントについて、時代を貫く普遍性や未来の方向を指し示せるか、人間の欲望が色濃く表れているか・・・など歯科界という狭い世界では、なかなか気づきにくい広い視野での検討を示してくれる。
原稿を書く、という5章では、書き出しにはその文章を書く力の7~8割を裂くべき、と述べ、書き出しが難題であり、大切であることが強調している。私など実際書き出しで躓くことがほとんどである。
また原稿を書くための集中に儀式として「ペンシャープナー」の存在、またチャートの活用といったノウハウから、それにとどまらないさまざまな例文を交えながらの再評価についつい引き込まれてしまう。
何かを創作する、執筆する際に、ちょっと目を通すと新たな視点が生まれるかもしれません。
ブログの文章の良否についてはどうかご容赦を。
Posted by クマさん at 12:09│Comments(0)
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