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2011年07月03日

臨床歯科を語る会

本年もスタディ・グループの学会「臨床歯科を語る会」が開かれました。

綿所の所属する包括歯科医療研究会からは、まずは遅咲きの新人I田先生が登壇。

臨床歯科を語る会

1年待ちで臨んだ新人発表、本人なりにがんばっており、われわれも内容が変わらない範囲でフォローしたのですが、臨床経験豊富なK先生には、症例の裏まですべて見抜かれておりました。
わざわざコメント画像をご用意いただき、厳しくかつ丁寧にご指導いただきました。

臨床歯科を語る会

このコメントを活かし、歯科医師として一皮むけてほしいと願っております。

次の講演は長野の北川原先生「四半世紀超経過症例の回顧 町医者としての40年」というタイトルで長期経過を提示いただきながら、患者さんとの向き合い方をわれわれに示してくださいました。


昼食後は分科会です。
私とN先生が担当した分科会は、「すれ違い1歩手前症例から学ぶ」です。
7名の先生に演者をお願いし、それぞれの症例の補綴への経緯やその後の問題点を抽出しながら、多数歯欠損症例におけるすれ違い傾向症例への対応や予防をディスカッションさせていただきました。

臨床歯科を語る会

目的とちょとちがうディスカッションもありましたが、すべては臨床に厳しい裏返しです。
大いに勉強させていただきました。

そのほかにもインプラント、エンド、PRGFなど、さまざまな内容の講演やテーブルクリニックが開かれました。

翌日は、歯根膜による歯周組織の再生をテーマにシンポジウムが組まれました。
徳島大学から二宮先生をお呼びし、FGF2の有効性についても示唆をいただきました。
この全体会がまた言葉で言い表せないほどに魅力的でした。

臨床歯科を語る会


2泊3日、心地よい疲れとともにとても有意義な時間をいただきました。


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この記事へのコメント
熱いアツい『語る会』の様子が、伝わってきました。
お疲れさまでした。
今後も「臨床命!」で頑張って下さい。
なかなか師匠レベルについて行けませんが、
ご指導よろしくお願いします。
Posted by こいで at 2011年07月04日 09:24
実は今年はツラかった。

しかし、こいで先生のおかげで研修に講演に目いっぱい参加できます。
「おかげさま」です。
Posted by くま at 2011年07月04日 19:24
実行委員のお仕事お疲れ様でした。
ツラいことになって本当申し訳ありませんでした。
まだまだツメが甘いことがよく分かりました。
反省点はたくさんありますが今回の経験はとてもよかったと思います。久しぶりに一皮剥けたような思いでいます。
今後も、厳しいご指導よろしくお願いします。
Posted by 遅咲きのI田 at 2011年07月05日 13:49
I田先生、コメントありがとうございました。
これから徐々に開花ですね。

肥料が多いほど、また土壌がいいほど花も大きく多く咲き、またたくさんの実がなります。

今が大切だと思っています。
一緒にがんばりましょう。
Posted by くま at 2011年07月05日 21:52
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    コメント(4)